お知らせ中のこと
2024/03/01
ページの移行のおしらせ
2023/01/01
2023年
謹んで 新年の寿ぎを申し上げます。
寿ぎ。言祝ぎ。ことほき。
あたらしい[ことほき]さんをお迎えしています。
開店4年目のときから、鈴木安一郎さんに富士山のふもとで編んでいただいており、16年目の今年は
12代目の[ことほき]さんです。
本来は、正月明けのどんと焼きで燃やしてもらうものですが、
もったいなくて焼く気になれず、
一年じゅう、扉に掲げて、
お護りいただいていますので、
ご来店時に記念写真をお撮りになるお客さまも多数おられます。
一年のおおきなお役目をはたしてくださって色がすっかり褪せた[ことほき]さんは、店内奥の階段のところへ。
一年一羽ずつ増えて、
さながら民藝館の一部のようになっております。
ことほきさんの家族はすべて渾身の魂が宿りながら、
表情がそれぞれ個性的。
今年のことほきさんは、
男らしい。
頼もしいです。
訪れてくださるみなさまとともに、
健やかで、あかるい日々、温かい夜夜が連なる一年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023.1.1
ともすけとひらせ
2022/09/24
秋分の日をわたり
秋となると、
食後酒をデザート的におたのしみいただくのはいかがでしょうか。
イタリアには数々の食後酒がありますが、
秋のはじまりにしっくりとくるとおもうのは、
アマレット ディ サロンノ
杏(あんず)の杏仁のエキスをつかった香りよいリキュールです。
ここに、こうして豆乳を注げば、
ただそれだけで、
まるで
『大人な杏仁豆腐』なワンショットができあがりました。
ただ美味しいだけではなく、
杏(あんず)は、身体を温めて肺と大腸を潤してくれる食薬。
きゅうに涼しくなって風邪をひきやすくなるこの時季、粘膜を保護してくれる食薬でもあります。
そして豆乳も、
肺や喉にとてもよい食薬なので、
このワンショットはデザートタイムにおすすめです。
リストにはない隠れメニューとして明日からしばらくのあいだ、
ご用意いたしますので、アレください!と、ソムリエにお声がけくださいませ。
今週は、このアマレットディサロンノを、料理にもいろいろと用いてみました。
切り干し大根のアマレット風味。酒気を飛ばしたアマレットに水を足して歯応えがのこるように硬めにもどした切り干し大根をヴィネガーでマリネにし、
ゆっくりとローストした秋の果物を添えたり、
ずいき(芋茎)をもどして数分茹でて、マリネにバルサメーラ(林檎のバルサミコ)を加えればとても美味しく仕上がったり。
切り干し大根もずいきも、
胃にとてもよい食薬です。
メインのひとつには、
仔羊のカルビのローストに
バターナッツ南瓜とアマレットとでソースにいたしました。
来週も秋のはじまりのメニュー、いろいろご用意いたします。
✨前日までのご予約制です。
✨6皿のコース料理、6,000円税込6,600円です。
✨19時お食事スタートですので、18時45分までにご入店をお願いしています。
✨営業中のお電話をなかなかとれなくて申し訳ありません。
12時〜18時の間におかけいただけましたらうれしいです。
#食材は食薬なり
#アマレットディサロンノ
#バルサメーラ
@oleaclicca
#ともすけ
#国際中医薬膳師のイタリアン?
2022/09/04
夏に感謝を込めて
この夏の記憶にとどめておきたいことが、たくさんあります。
どれだけ長いこと離れていても変わらぬお気持ちでいらしてくださるお客さまとのたくさんの再会。
あたらしいお客さまたちとの出会い。
そしてたくさんの食材との出会い。
とうもろこしだけでも
はたして何種類のとうもろこしを
お客さまたちとともにたのしめたでしょうか。
古来種のもちきびとうもろこしは、中国原産の硬粒種でほんとうに餅のような滋味。
一方、海外の古来種とかけあわせたとみられる赤いとうもろこしは、ヴィネガーが合うタイプでした。
加熱すると皮に色移りするのが美しく、ドライフラワーのようにしてドアチェッカーにぶらさげるのがこれまた嬉しい副産物となりました。
秋はどんな出会いがあるでしょう。
平穩な気持ちで、準備万端で
待ち受けたいと思います。
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6皿の日替わりコース料理(プリモとメイン料理はそれぞれ選択できるプリフィクスです)で、6、000円(税込6,600円)です。
19時お食事スタートですので、18時45分までのご入店をお願いします。終了はおおよそ21時30分です。
◎お電話にて、前日までにご予約をお願いいたします。(営業中は電話をとることができないことも多々ございます。午後1時〜6時のあいだにいただけますとありがたいです。メールでは受け付けておりません。何卒よろしくおねがいいいたします。)
2022/07/04
2022年7月4日に。
ソムリエ平瀬がイタリアで資格を得たのはもう10年ほど前のこと。
このたび、わたしもあのときの彼と同じくらい寸暇を惜しんで勉強しました(国際中医薬膳師)の合格証書が週末に届きまして、今日、文房堂さんで額装をしてもらいました。
折りしも明日は🙄歳の誕生日なので、神様からわくわくする『種』を贈り物としていただけたのだと天に感謝しています。
ソムリエ平瀬がイタリアワインの探求に心を捧げて没頭邁進しているように、
わたしもこれからの日々を注いでたくさんの枝葉がつくようにこの種を育てます。
この学びを志しましたのは、
自分も、まわりのひともお客さまたちも、ここ十五年、歳を重ねて身体が相応に変化してきたということを受け止めて、
『未病先防』のための知恵を授かりたいという思いが募ったからでした。(我が愛猫のためにも。)
そして、コロナ禍の営業がままならなかった日々に、前向きなことを残したいと足掻いたからでした。
門戸の中には想像以上の学びがありました。
この資格を得たからには、恥じないよう学びを続けなくては!!と肝に銘じてここに掲げます。
そして中医学の知恵を、
敬愛する農家さんたちや生産者さんたちが日本の二十四節気の流れの中で生み出してくださる食材と、
料理の真髄に触れさせてくれたイタリアへの尽きぬ憧憬心とに絡めて、
その重なりが心地よい余韻としてお召し上がりくださったお客さまの翌日、翌々日の身体にのこりますように……(夢想)
これからもどうぞよろしくおねがいいたします。
ともすけとひらせ