2019/04/22

12周年 ありがとうございます


この春、おかげさまで、12周年を迎えることができました。
お客様のみなさま、美味しい食材をつくってくださる生産者の方々、
お世話になっているみなさまに、
心より御礼申し上げます。

日頃、看板メニューのひとつとなっております「山羊(ヤギ)のチーズ」
を、群馬の赤城山の山麓標高500メートルの場所でつくってくださっている
熊井淳一さん、節子さんご夫妻とのおつきあいも、10年が経ちました。

毎年、春になると、山羊たちの出産のようすとご報告をお手紙でいただきます。
今年も、3頭の母山羊さんが熊井さんの献身介助によって無事に出産ができた模様を
臨場感あふれる温かい文章で書かれたお手紙が届き、読み終わったときには、
熊井さんと山羊さんたちのもとへ会いに行きたい気持ちでいっぱいになり、
長いおつきあいへの感謝の気持ちを携えて行ってまいりました。

熊井さんはもう80歳を超えられていますが、本業のブロンズの彫刻家のお仕事と並行して、にわとりや山羊さんたちのお世話をされて、秀逸なチーズを日々研究を重ねながら作られており、
チーズが美味しいこと以上に、そのお仕事への熱意にふれるたびに、
尊敬の気持ちと、励ましをいただける、わたしたちにとってとても大事な存在です。

わたしはおそらく、熊井さんの次にたくさんこの美味しいチーズを日々いただいていて、
身体の半分は、山羊のチーズでできているかもしれないとさえ思っています。

玄関先には大きな桜の樹が満開。
出没するクマ除けのためのラジオが辺りに響きわたっていました。

すぐにでも山羊小屋へ直行したい気持ちでしたが、お家の中へお招きいただき、
まるで植物園のようなアトリエの横の居間で、桜の陽の光を感じながら、
熊井さんが節子さんとかけあいながらテンポよく話してくださる日々の楽しいエピソードの数々は、木リスのクウちゃんと暮らした数年間のはなしにはじまり.......
そのクウちゃんがじつに賢くて、テレビをみながらお食事されていた熊井さんが最後のブロッコリーを食べようとしたらお皿は空で、あれ、食べちゃったかな、ぼけちゃったかな、と思って見上げたらブロッコリーがカーテンレールの上に乗っていたんだよ!.....
クウちゃんはバナナが大好きで、バナナ1本丸ごとを、下の歯で刺して、えっちらおっちらと、巣まで運ぼうとしていた様子は傑作でねえ!.......
アトリエで塑像の作業をされていた日にちょっと休憩に台所でコーヒーを飲み、またアトリエへ戻って作業を再開しようとしたら、置いたはずの木ヘラがなく、あれどこへ置いたかな、奥さんへ言うとボケてるといわれてしまうから気づかれないようにあちこち必死に探したけれどもみつけられず、困ったなあと視線を上げたら、むこうの高い場所にあるクウちゃんの巣に、その木ヘラが半分おさまりきらずに刺さっていたんだよ!.....
クウちゃんは奥さんのエプロンの前掛けの中に入って揺られるのが大好きで、そこへ飛び込むクウちゃんが中でどんなふうにしているか、そおっとのぞいてみたら、すっかり爆睡していて、起きないんだよ......
そして、2頭の大型犬とクウちゃんとのやりとりのほほえましい出来事の話。(それはまるで外国の小説を読み聞かせていただいているようなものでした)

そこから間髪入れず話題は山羊さんへと移り、山羊の出産の、それは山羊のお産は楽だとよく言われているけれど、決してそんなことはなく、幾度となく経験された難産のお話、母山羊の中から、仔山羊が小さな鼻先と前足のひづめを三角形にそろえて出てくるときは大丈夫だけれど、前足が後ろにそっくり返ってしまっているときには、熊井さんが全力で引っ張りだしてやらないと大変なことになることや、今回は、1頭しか生まないと思っていた母山羊さんのお腹からあとからあとから小さな鼻先とひづめがでてきて、3頭産んで驚いたこと、仔山羊の生まれたてはお腹がぺったんこで、初乳をしっかり飲ませることが大事で、それさえ飲めれば数時間後には立ち上がれてどんなに寒くても元気に生きていけることなど、お手紙より詳しい実況解説、興奮に満ちた尽きないお話の連続はほんの一瞬たりとも途切れることがなく.............

熊井さんはすばらしい彫刻家で、獣医いらずの山羊の神様であるだけでなく、蜂を飼育しハチミツも採取し、きのこも山羊小屋のそばで菌床栽培し、野菜はもとより美味しいコンニャクまで自家製、ヤマメは燻製にし、あたりに出没するイノシシもご自身で解体して美味しく調理なさるという日本人離れした自給自足の達人ですから、一年に一度お会いするだけでは時間が足りないです、

窓の外の陽はだんだん夕刻にかたむき陰りはじめ、
このまま途切れない楽しいお話を聞き続けていたいけれど、
陽のあるうちに山羊小屋へ行きたい、
という望みに心が葛藤、、、
「くっ、くまいさん、仔山羊さんたち、見せていただきたいっ!」
という一言をやっと強引に挟めたときには、2時間近くが経っておりました。

愛しい熊井さんと、山羊さんたち。

いつも美味しいチーズをありがとうございます。









2019/03/15

ゴールデンウイーク営業




みなさまのお越しをお待ち申しあげます。
VIRTU(ヴィルトゥ)を、メニューにのせる予定です。

ともすけより

2019/01/27


ぞくぞくと、


高知から採れたてのふきのとうが届いています!
今年も、ふきのとうのリゾットはじめます。

2019/01/25

春のおしらせ

寒さで甘みをぐっと増した美味しい野菜たちが出盛りのピークを迎えて、
メニューを賑わせてくれています。
そして、今年も高知から、ふきのとうと”雪の下”の第一便が届きました。
山菜たちの春はすぐそこまできているというおしらせに、心躍ります。


3月5日火曜日、
『テーブルと音楽』青木隼人さんによるギターの生演奏
予約受付いたします。(音楽チャージ:2000円)
お食事は通常どおりご注文いただけます。
音楽に耳をかたむけながら、会話とお食事をお楽しみください。
(次回の演奏日は3ヶ月後の予定です)

2019/01/01

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
旧年中、足を運んでくださったみなさま、
まことにありがとうございました。
こうして日々続けていけることに感謝しつつ、
夏を過ぎたころからあっというまの一年だったように思います。

長いおつきあいのお客様も増えた中で、
お客様方々の健康がとても気になるようになりました。
ご来店の翌日の体調はいかがだろうか、と反省することもあります。
美味しい食事とはなにか、
もっと深く学んで、考える年にしていきたいと思います。

みなさまにとってよい一年でありますように。
災害のない一年でありますように。

8日から営業いたします。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

ともすけと平瀬